こんにちは、かばちゃんです!!
前回のお話に引き続き、今回はたいちゃんの場合どうだったのかをお話します。
たいちゃんが正式に診断を受けたのは、一年生の冬のことでした。
一度一年生の春に発達検査を受けたものの、ドクターからはハッキリした返事をもらえず・・・。
「心配ないよ、お母さん。全然普通だよ」
と言われて、納得いかずにモヤモヤしていました。
検査をとってくれた心理士の先生にも検査がどうだったのかをあらためて聞いたりしました。

確かに、平均値で数字はでていますが・・・この数字は全部の項目を足して割った数字になります。
たいちゃんの場合、できるところとできないところの差が結構あったりするんですが、全部足して割ってしまうと平均値ででてしまうんです。
・・・やっぱり凸凹してるんじゃん。
でもドクターはその平均値で出てきた結果しか見てないんだろうなー・・・。
心理士の先生も、医者ではないから診断をくだすわけにはいかないし。
モヤモヤしながらも「様子見」という一番聞きたくない言葉をいただいて帰りました。
帰ってきてからの報告。
その夜、かば太郎くんに報告しました。
まあ、平均値だったら問題ないんじゃない?と言いつつ、私が納得いかない顔をしていると・・・

そんなにたいちゃんを障がい児にしたいの?
ぐさっ!!
刺さりました・・・思いっきり・・・。
そういうことじゃない。

そういうことじゃないのだよ、かば太郎くん。
よーくんの時はグレーどころか真っ黒だったからすんなり納得してもらえたけど、たいちゃんの場合は当時仕事が忙しく、ほどんど接する時間がなく・・・私の困り感を理解してもらえませんでした。
私以外に誰も困ってないのなら、私の我慢が足りないだけなのか・・・?
絶望しながらも続く日々が、ある日大きく変わります・・・。
夫倒れる!!緊急入院。
寒い真冬のこと・・・まさかのかば太郎くん入院!!
調子悪いなー・・・なんて言ってた矢先のことでした。
なんとか持ち直して命に別状はなかったのですが・・・。
緊急事態、夫不在の日々、荒れる子供たち・・・。
さすがにもう限界でした。

すみません・・・副院長先生いらっしゃいますか・・・。
ヘルプを求めたのはよーくんが作業療法訓練に通う病院。
そちらの副院長先生は、一度療育園の保護者会にも講師としてきてくださっていました。
受付の方が、今はいないことと、用件は?とおっしゃったので・・・

・・・いや・・・もう・・・辛くて・・・。
泣きながら絞り出したひとことで察してくれて、すぐに心理士の先生につないでくれました。
そこからは早かったです。
副院長先生の予約を取ってくれ、カウンセリングもしてもらえました。
かば太郎くんが感じたこと。
副院長先生の予約の日が来るまでの間に、かば太郎くんが無事に退院しました。
といってもすぐに仕事復帰はできないので、しばらく自宅療養することになりました。
でもそれが逆によかった!!
今まで見えなかった私とたいちゃんの様子を見てかなり驚いたそうです。
そして副院長先生の診察の日。

何も聞いてないの? ああ、小さかったから言わなかったのかな。
たいちゃんは「自閉症スペクトラム」だね。
昔で言う「アスペルガー症候群」だよ。
その言葉でやっとホッとできました。
これでいろいろ環境を整えてやれる。
一人で頑張らなくてもいいんだ。
帰ってからかば太郎くんに伝えると

そっか。僕も家で過ごす時間が増えて「あれっ?」って思うことが多かったから。
かばちゃんの言うこと、やっとわかったよ。
やっとわかってもらえました。
それからは一人で頑張ることも我慢することもなく、たいちゃんの対応も二人で足並みそろえてできるようになりました。
一番わかってほしい人に理解してもらえたことで、私もずいぶん楽になりました。
まとめ。
誰だって子供に障害があるなんて思いたくないです。
ましてや姉弟そろって・・・考えたくもないでしょう。
それでも子供には安心できる環境で、少ないストレスで日々過ごしてほしいと思います。
診断を受けなければできないことは確かにあります。
それだけがすべてじゃないけれど、私には必要なことだったと思います。
ひとつだけ悔やまれるのは、たいちゃんが未就園児の間に作業療法訓練を受けさせてあげられなかったことです。
よーくんの方がグラグラだった体幹が、訓練でかなりしっかりして今やたいちゃんより体幹が強くなりました。
私のように、後悔する人が少しでも減りますように・・・。
以上、私の体験談でした。
今がちょっとでも、「悪くないじゃん!!」そう思えるように・・・。
ではではっ!!