こんにちは、かばちゃんです!!
子供が発達障害だとわかってから、どのようにして受け入れたらいいでしょうか?
病院の先生から正式に診断を受けて、「あっそうなんですねー」とすぐに受け入れる・・・なんてできないと思います。
「この子はこの子のままでいい、受け入れられないなんて私はダメな母親なんだ」
そんな風に思う必要はありません。
今回は私の体験から思うことをお話しします。
結論から言うと、私はまだ完全に子供の発達障害を受け入れられたわけではありません。
もちろん、時間とともにだんだん受け入れられるようになってはきました。
よーくんが初めて診断を受けた時から四年と少したっていてもです。
「母親だから、すぐに受け入れて我が子のために・・・」
なんて思われがちですが、そんなキレイごとで済まされる話ではありません。

日本は「母親だから」っていう風潮が強いよね。
でも私たちは母親である前に一人の人間なんだよ・・・。
最初に診断を受けたのはよーくんが三歳のころ、私は「自閉症スペクトラム」という言葉の意味を全く理解していませんでした。
とりあえず春から通うはずだったたいちゃんと同じ幼稚園ではなく、勧められた療育園へ入園手続きを行いました。
心はついていかず、渡された書類に記入して出してくる・・・体だけで動いているような感覚です。
当時たいちゃんに言われたのは

なんでよーくんと一緒に幼稚園行けないの?
お友達の○○ちゃんも○○くんも妹や弟が一緒に幼稚園行くのに!!
私は上手く答えられた記憶がありません。
思えばかなり我慢もさせていたでしょう。
たいちゃんを幼稚園に送り、よーくんを療育園に送るという日々が始まりました。
- 情報収集を積極的にした。
- 周りの理解があった。
- パートナーであるかば太郎くんが同じ方向を向いて進んでくれた。

情報収集を積極的にした。
そこから私なりにかなり勉強しました。
療育園の保護者会という名の勉強会には毎月顔を出し、いろんな本を読み、同じ園に通うママさんたちとお話をして情報交換をしたり、積極的に先生方とお話したり・・・。
もちろんすべてが上手くすんなりいったわけではありません。
同い年の子と比べてしまって落ち込むことなんかしょっちゅうでした。
「発達障害」を理解して、自分なりに解釈して、子供たちの発するサインをしっかり見て・・・。
こんな時の対応はこう、と少しずつわかるようにもなってきました。
周りの理解があった。
よーくんが自閉症だとわかったころ、それぞれの両親には私とかば太郎くんがそれぞれ報告をしました。
私の両親は、身近に障害をもつ親戚がいるためすんなり理解してくれました。
「困ったことあったら助けるよ~」
というスタンスがとてもありがたかったです。
かば太郎くんの両親も、態度を変えたり変な目で見たりすることもなく、もちろん孫によって対応を変えるなんてこともなく・・・。
「近くにいるから、なんかあった時は気軽に言ってね~」
と言ってくれました(涙)
療育園のママさんの中には、「夫の両親には報告してない」とか「療育には夫に黙って通っている」とか「療育に通うからそんな風になるんだ」とか平気で言う家族もいたりする中・・・。
本当に恵まれていたんだと思います。
パートナーであるかば太郎くんが同じ方向を向いて進んでくれた。
かば太郎くんによーくんが自閉症であることを報告した時、とてもショックを受けていたのを今でも覚えています。
「そうか・・・」
と一言つぶやいて黙ってしまいました。
それでも今後の話をしていくうちに

ぼくはよーくんが自閉症だからって、特別扱いはしないよ。
今まで通り、普通に接していくから。
そんな風に言っていました。
そんなかば太郎くんですが、家でできる療育は私と足並みそろえてやってくれていました。
「お茶ちょうだい」というまで渡さないとか、「ありがとう」と促したりとか・・・。
私からこの時はこうしてほしい、と言ったことはありません。
よーくんに対する私の対応を見て、同じ場面では同じ対応をしてくれました。
これは本当に嬉しいことです。
小さなことだけど、その積み重ねが一番大事です。
同じ方向を向いて、足並みそろえて歩けるということは、夫婦にとっても大事なことだと思いました。
まとめ。
診断を受けたその日から、私たちの運命は大きく変わりました。
今まで信じて疑わなかった「普通」という生活、それはもう遠いところにあります。
そんな中でも希望を失わずにやってこれているのは、周りの理解、パートナーの理解、そして子供の成長なんだと思います。
これからまだまだ落ち込むことも多いでしょう。
それでもきっと、いい方向に進むと信じています。
子供が診断を受けたばかりの人、発達障害を疑ってモヤモヤしている人・・・。
すぐに受け入れることはできなくても、母親失格だなんて思わないでほしいです。
受け入れられなくて当たり前、時間とともに解決できることもあると思います。
今がちょっとでも、「悪くないじゃん!!」そう思えるように・・・。
ではではっ!!