特別支援学校に見学と体験入学にいった話。

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こんにちは、かばちゃんです!!

年長のお子さんをもつ親御さんはこの時期とてもザワザワしてるんじゃないでしょうか。

子供の進学先を今から考えなければならない・・・とてもプレッシャーを感じていると思います。

この記事では、かばちゃんがよーくんの進学先を決めるときに特別支援学校に見学と体験入学にいったときのことをお話します。

地域によっての違いはあると思いますが、私の経験が何かの参考になればと思います。

ぜひ最後まで読んでくださいね♪

小学校の支援学級に見学に行ったときのお話はこちらです。

小学校の支援学級に見学に行くときのチェックポイント!子どもにぴったりの環境の選び方

こちらも参考にしてみてくださいね。

 特別支援学校にも種類がある。

私が住む地域には、大きく分けて三つの支援学校があります。

主に知的、情緒(自閉症の子が多い)の子が通う支援学校主に肢体不自由の子が通う支援学校大学附属の支援学校

よーくんがもし通うとしたら知的、情緒の子が多く通う支援学校が濃厚でしたが、情報は多いほどいいし、比較していろんな視点からその学校を見た方がいい・・・そう考えていました。

もちろん、通える距離にあるということは大前提になってきますが。

 知的、情緒(自閉症の子が多い)の子が通う支援学校。

一番最初に見学に行ったのは、知的、情緒の子が通う支援学校でした。

仮に「A学校」とします。

ここは家からも一番近く、よーくんが通う療育園からも進学している子が多い学校です。

各教室を案内してもらっている時に、何人も知っている子をみかけました。

かばちゃん
かばちゃん

あっ、あの子大きくなったな~。安定して過ごせてるなあ。

そんなことを思いながら、音楽の活動や体幹運動の活動などを見学しました。

途中、教室から教室まで移動していると「キイー!!」とたまに奇声が聞こえてきたりもします。

そうかと思えば「こんにちは!!」と大きな声であいさつしてくれる子もいました。

本当にいろんな子が通っているな、という印象でした。

少し気になったのが、建物全体が暗いこと。

そしてあらゆる場所に鍵がかけられ、窓がしっかり閉まっていること。

ある程度仕方がないのかな・・・と思いましたが、少し窮屈なような、閉じ込められているような・・・。

何とも言えない独特の雰囲気があるな、と思ったのが正直な感想でした。

ただ子供たちは比較的安定した子が多く、先生方もしっかり対応されているようにも見えました。

また小学部だけでなく中学部、高等部の教室も見せてもらえました。

中学部や高等部になると、置いてあるものも教室の中もガラッと変わります。

はたおりの機械が置いてあったのが印象的でした。

学校というよりも、作業所で働くための訓練をするところ・・・。

そんな風に思いました。

 肢体不自由の子が通う支援学校。

次に行ったのが肢体不自由の子が通う支援学校でした。

仮に「B校」とします。

主に肢体不自由の子が通うB校ですが、送迎の事情から知的や情緒の子も何人か通っています。

全体のひとクラス程度でしたが、年々人数は増加傾向にあったみたいです。

かばちゃん
かばちゃん

ひとクラスしかなかったら、その分手厚いのかな?

そう思い見学に行きました。

建物の印象は「病院みたい」と感じました。

全体的にバリアフリー、車いすでも登れるようなスロープ、広い廊下、診察室チックなドア・・・。

A校とは全然ちがう作りでした。

知的、情緒の子のクラスが体育館で活動していたので、その様子を見学しました。

ひとクラスだけだからなのか、いろんなタイプの子がゴチャ混ぜになっていました。

だから悪いということはなく、そこは先生方が上手く誘導したり対応したり、年齢やタイプによってお願いするお片付けの種類を変えていたり・・・。

この環境なら子供たちもお互いに刺激し合えるだろうな、という印象でした。

作業をしていた中学部や高等部の子も、私たちが来ると必ず手をとめ「こんにちは!!」とあいさつしてくれます。

A校よりも落ち着いた子が多いな・・・と思いました。

ただ少し気になったのが、年々増える知的情緒の子に先生方が困っていたことでした。

対応しきれなくなるかもしれない・・・ハッキリとは言わなくてもそう思っていることはなんとなく言葉の節々から伝わってきます。

 大学附属の支援学校。

最後にいったのが大学附属の支援学校でした。

仮に「C校」とします。

ここは、先の2校とは全然ちがう場所でした。

入学の条件が「知的障害があること」となっています。

希望すれば入学できるわけではありません。

面接があり、くじを引いて毎年3人ほどしか入学できません。

そのかわりかなり手厚い支援が受けられます。

実際に通っている先輩ママさんは

ママさん
ママさん

すごく手厚いし、環境もいいよ!!

受かってよかった~。

大絶賛しておりました。

始めに思ったのが、まず明るい!!かなり明るい!!

そして窓が開いている・・・えっ?!

窓思いっきり開いてる!!

かばちゃん
かばちゃん

あの・・・窓開いてますけど、大丈夫なんですか・・・?

思わず質問しました・・・。

先生
先生

大丈夫ですよ、教職員も見ていますし、子供たちも理解しています。

飛び出す子は誰もいませんよ。

おおおおお・・・これが大学附属の手厚さなのか。

衝撃を受けました。

確かに、A校、B校にはないキラキラした顔つきに子供たちばっかりでした。

ほぼマンツーマンに近い形で先生がつき、視覚支援もばっちり・・・。

こりゃ手厚い。

ただ、どうしても子供の数が少ないのでこの部分に関しては刺激が少なくなるのかなあと思いました。

そして先輩ママさんが言っていた気になる言葉・・・。

ママさん
ママさん

良くも悪くも、私たちは大学の実験材料みたいなもの。

向こうは研究してるからね・・・。

なるほど・・・先生方は研究しているんですね・・・。

ここをどう思うかは各人によって感じ方も違うと思います。

それでも、それを差し引いてもあの環境は魅力的!!と思う人がほとんどだそうですが。

 よーくんを連れてA校に体験入学にいった話。

ひと通り見学が終わった後、体験入学の申し込みが療育園でありました。

A校とB校両方あったのですが、夫と話し合い知的、情緒のA校に体験入学を申し込みました。

B校もとてもよかったのですが、もう少し同世代の子供たちと多くふれあってほしいと思い申し込みはしませんでした。

当日、私と夫、よーくんとたいちゃんも連れていざ体験入学へ・・・。

学校について受付をすませると、先に通されたのは広場のようなところに粗大運動ができる遊具が置かれた場所でした。

よーくんは若い女性の先生に連れられて、ルンルンで遊びはじめました。

よーくん
よーくん

お母さーん、ブランコ楽しいよー!!

ご満悦のご様子(笑)

心なしか女性の先生にデレデレしているッ・・・!!

その様子を見ながら問診票みたいな用紙に子供の気になることやどんなことで困っているかなどを書き、別の先生とお話・・・。

かばちゃん
かばちゃん

最近お友達を少しずつ意識できてきて、本当に伸びてきました。

できるなら支援学級に行ってほしいけど、毎日を安定して過ごすことの大切さもわかっているので・・・すごく悩んでいます。

そんな風に話したのを覚えています。

先生
先生

もちろん、安定して過ごすことは本当に大事だと思います。

特別支援学校なら、支援もしっかりできるし自己肯定感も高められます。

でも、お母さんが悩まれる気持ちもすごくわかります。

本当に・・・大変な決断だと思います。

とても親身になって話してくださいました。

どちらを勧めるではなく、決めるのは私たちだということ。

見落としがちで、一番大事なことをおっしゃってくれました。

ひとしきり遊んだ後、教室に案内してくれました。

そこにはお馴染みの視覚支援ツールが・・・手作りで!!

それにそって課題をこなし、最後は三人グループでお名前を発表する・・・というものでした。

よーくんは着々と課題をこなし、できたらすぐに先生が

先生
先生

すごーい!!

よーくんとっても上手にできたね~!!

ほめてくれます・・・満面の笑みで手をたたきながらめっさほめてくれます!!

ああ、こりゃ自己肯定感爆上がりするわな、と思いました。

ほめてくれたよーくんを見ると本当に嬉しそうで、次々と課題をこなし三人の中で一番に終えることができました。

その間たいちゃんはというと

たいちゃん
たいちゃん

まだ終わらないの~?

もう疲れた~私も遊びたい~!!

ずーっと文句いってました。

なにかいい経験になれば・・・と思って連れてきましたが、ただただ退屈なだけだったようです。

預けてくればよかったかも・・・なんてちょっと思いました。

最後のグループ活動を終えて体験入学は終了しました。

 体験入学を終えたよーくんの感想と、私の思い。

家に帰宅し、落ち着いたころをみてよーくんにどうだったかたずねました。

よーくん
よーくん

楽しかった!!

ぼく、あそこの学校に行きたい~!!

本当に楽しかったようです。

たぶん、A校を選べばものすごく安定して自己肯定感も上がり、日々楽しく過ごせるだろうな・・・。

よーくんの反応を見ていても思いました。

本当なら子供が一番に望む場所を選ぶべきなのかもしれません。

でももう少し・・・もう少し、小さいうちだけでも、公立の小学校に通って、そこでしかできない体験をしてほしい。

これが私の本音でもありました。

どうしてもダメだったとき、特別支援学校に行けばいいんじゃないか・・・それでは遅いとわかっていても、できるなら公立の小学校に・・・。

モンモンと悩む私をみて、

かば太郎くん
かば太郎くん

今すぐ答え出さなくてもいいんじゃない?

進路決めるのは秋なんだから、それまで幼稚園での様子見て考えよう。

運動会もあるし、それからでも遅くないよ。

夫かば太郎くんからこんなお言葉をいただきました。

そうだな・・・いますぐ出さなくてはいけない答えではないし、もう少しよーくんの様子をみよう。

そう思えたのでした。

 まとめ。

特別支援学校にもいろんな種類があり、その学校それぞれにいいところがあります。

まずはいろんな学校を見て、実際に子供を連れて、その様子を見ながら家族と話し合って決めていく・・・。

とても大変なことです。

大変な一年になると思います。

でも間違いなんてないです、正解もありません。

本気で悩んで出した答えだからこそ、きっといい方向に進むと信じています。

少しでも、みなさんの参考になれば幸いです。

今がちょっとでも、「悪くないじゃん!!」そう思えるように・・・。

ではではっ!!

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