
こんにちは!アスペルガー娘たいちゃんと自閉症息子よーくんを子育て中のかばちゃんです。
発達障害育児をする中で、親が1番心配しているのはわが子の将来です。
小学校の進路にはじまり、中学、高校、卒業した後もどの道を進めばいいのか悩みはつきません。
「ここを選べば間違いない!」という正解もないので、常に不安がつきまといます。
わが子の将来を左右する決断は、決して軽いものではないからです。
- 進路のことが心配
- どんな選択肢があるのか知りたい
- わが子にあった進路の選び方がわからない
- リタリコの勉強会に興味がある
放課後デイの保護者会などで独自に情報を集めてきましたが、もう少しまとまった情報がほしい……そこで今回、リタリコライフが主催する無料の保護者勉強会に参加してきました!
リタリコライフの勉強会では、子どもの進路や卒業後の生活について保護者が知っておくべきことをわかりやすく解説してくれます。

今回は「支援級卒業後の進路(全国版)」に参加してきたよ!
この記事では、リタリコライフの勉強会の内容と参加した感想がわかります。
情報は集めたいけど、オンライン勉強会ってあやしいのでは……と敬遠している人も、どんな内容かがわかるので安心して申し込めますよ。
子どもの進路や将来必要になるお金に漠然とした不安をもっている人は、ぜひ最後まで読み進めてください。
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kindle unlimited に登録すると、無料で読めます。私がカサンドラ症候群の症状を改善した方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください!


リタリコライフとは、株式会社LITALICO が展開している事業の1つです。
「障害のない社会をつくる」を理念にかかげ、社会にあるさまざまな障害をなくし、誰もが幸せになれる世の中を目指しています。
リタリコライフでは、1人ひとりが自分らしい人生を歩むために必要な情報や相談先を提供してくれるので、専門家の視点からアドバイスがもらえます。

その道のプロに相談できるのは大きなメリットだね!
また親の支援にも力を入れており、子どもの進路だけでなく将来の見通しをもてるライフプランを立てるお手伝いをしてくれます。
家族構成や環境、子どもの特性も1人ひとりちがうので、あなただけのオリジナルプランをいっしょに考えてくれますよ。
幼少期から自立後までトータルサポート
心配事がつきることはありませんが、年齢や環境によって悩みは大きく変わっていきます。
リタリコライフでは幼少期から学童期、卒業した後まで一生涯にわたり相談役としてサポートしてくれます。

例えば自閉症よーくんの場合、幼稚園と小学生になってからではこんな悩みのちがいがあるよ!
幼稚園の悩み
- 友達との関りが苦手
- トイレトレーニングについて
- 自分の思いを伝えられない
- 見通しが立たないと不安で泣く
- 小学校の進路
小学生の悩み
- 登下校の付き添い
- 交流級で受ける教科
- 勉強を楽しんでできるか
- 担任の先生に理解はあるか
- 中学校の進路
親の心配はもちろんですが、年齢や環境で本人が困るポイントも変わってくるはず。
リタリコでは幼少期から自立後までサポートできる事業を展開しているので、いまだけでなく将来的に問題になってくる心配事まで相談できます。

子どものころから親亡き後のことまで相談できるのは、とてもありがたいね!
また子どもの進路相談だけでなく、福祉制度の情報提供や家計相談なども可能です。
ライフプランにあった保険の見直しなども専門家に相談できるので、見落としがちな親の老後まで対応策を考えてくれますよ。
無料で受けられる勉強会や個別相談を実施
リタリコライフでは、専門家の講師が無料で保護者向けのオンライン勉強会を実施しています。
勉強会ではまず「土台となる考え方を知り、選択肢を広げること」を目標にしており、バラバラに散らばった情報を順を追ってわかりやすく解説してくれます。

発達障害の当事者だけでなく、親への支援がかなり手厚いのが特徴だよ!
- 自閉症スペクトラム向け 個性にあった小学校・中学校選び
- 支援級卒業後の進路
- 親亡き後のお金と自立
- 言葉の遅れ?こだわり?子どもの発達といまからできること
- ADHD向け 個性にあった小学校・中学校選び
- 通級の活用と進路の選択肢
- 親が知っておくべきイマドキの障害者雇用
- 不登校の支援と将来への準備
- グレーゾーン向け 個性を伸ばす「中学・高校受験」
上記で紹介したテーマはほんの一例です。
中には教育・医療・福祉関係者向けの勉強会も実施しているので、当事者とその家族だけでなく支援者側への情報提供も行っています。
2005年の創業以来、障害の分野で培ってきた実績があるからこそ、できることではないでしょうか。
また勉強会の参加者限定で無料の個別相談も実施しています。
知識量を増やすのは大事なことですが、得られた情報をどうやって活かせばいいのかわからない……そんな風に悩んでしまいそうですよね。

個別相談では、広がった選択肢をもとに「どうすればいいのか」を相談できるよ!
日程の調整を行い、オンラインで相談します。
1回だけでなく必要があれば何度でも無料で相談できるので、進学などの節目ごとに相談することも可能です。
まずは興味のある勉強会に参加してみましょう!

私が参加した勉強会「支援級卒業後の進路(全国版)」の内容と感想をお伝えします。
放課後デイの保護者会などで知っていた情報もありましたが、新しい情報はもちろん子どもの進路についての考え方やスタンスがとても勉強になりました。
前日に勉強会の参加方法がメールで届くので、案内に従ってZOOMで参加します。

スマホやタブレットからも参加はできるけど、できればPCでの参加をおすすめするよ!
PCはスマホやタブレットよりも画面が大きいので資料が見やすく、講師からの質問にチャットですぐ返答できるからです。
オンライン勉強会では顔出しの必要はなく、申し込みをした名前に変更するだけなのでハードルも高くはありません。
講師の男性はとてもやわらかい雰囲気で、前半は主に中学卒業後の進路の選択肢について、後半は就労についての解説してくれます。
「個人」と「環境」をわけて考える
まず講師がおっしゃったのが、進路を考えるうえで1番大切なことは「個人」と「環境」をわけて考えること。
個人に対して環境があわないと本人の困り感につながり、その場所で活動するのが難しくなってしまうからです。
個人
- 子どもの特性やスキル
- 身体的特徴
- 好みやクセ
- 感覚
- コミュニケーション力
- 生活能力
環境
- 家庭環境
- 教育環境
- 周りの理解度
- サポート体制
- 視覚支援や聴覚支援の有無
- 広さや音への配慮
個人と環境で整理すると、どこが上手く機能していないのかがよくわかりますね。
子どもの進路を考えるとき、個人と環境の間になるべく困り感を作らせないことが決め手になります。

「個人と環境をわけて考える」という発想がなかったから、さっそく新たな気づきが得られたよ!
ひと通りの説明を終えると、講師からこんな質問が投げかけられます。

いま、お子さんのことでの困りごとをチャットで教えてください。
するとみなさん、次々とチャットで困りごとを書いていきます。
- 会話にならない
- 授業中にじっとしてられない
- 勉強についていけない
- 忘れ物が多い
- お友達とのトラブル
どの悩みもあるあるですね。ちなみに私は「自分の気持ちを上手く伝えられない」と書きました。
講師はみなさんの困りごとを1つずつ読み上げて、うんうんとうなずきながら共感してくれます。

では、次にお子さんが得意なことや好きなことを教えてください。
少し意外な質問でしたが、またチャットに書いていきます。
- 歌うこと、踊ること
- 記憶力がいい
- 乗り物が好き
困りごとはスッと出てくるのに、得意なことや好きなことはなかなか出てきません。

私はちょっと考えて……「道順を覚えるのが早い」と答えたよ。
つまり大事なのは、子どものことをもっと知ること、知ったうえで適切な環境を考えることです。
発達検査の結果ももちろんですが、生活の中での子どもを知ることが重要だと思いました。
子ども自身にもっと目を向けて、困りごとだけでなく得意や好きを見つけることが大切ですね。
高校の選択肢はたくさんある
中学校卒業後の進路は大きくわけて8つあります。
- 全日制 公立or私立
- 定時制 公立or私立
- 通信制 公立or私立
- サポート校
- 高等専門学校
- 高等専修学校
- フリースクール
- 特別支援学校高等部

正直こんなに選択肢があるとは知らなかった!
地域差もあるのですべての人に当てはまるわけではありませんが、知っておくことで選択肢が増やせるのは進路を選ぶうえで強みになりますね。
中学校特別支援学級から特別支援学校高等部ではなく、高等学校を進路に選ぶ人は年々増加しています。
リタリコライフの調べによると、2010年が13,474人中23.4%なのに対し2019年では22,377人中46.3%、なんと約2倍近くまで増えていました。
どんなサポートを受けたいのか、本人がどのような環境で学びたいのかによって進路を選択しましょう。
選ぶ進路によって必要な費用も変わってくるので、早い段階から家族で話し合っておくことが大切ですね。
自立するのに必要な3つのこと
子どもの自立を考えるときに必要なのは以下の3つです。
- 仕事
- 生活
- お金
大きくわけると3つになりますが、1つずつ細かく見ていくと決めなければいけないことがたくさんあります。
1つ目の仕事では、卒業後にどのような働き方をするのかを選択します。
一般就労 | 福祉的就労 |
---|---|
一般雇用 | 就労継続支援A型 |
障害者雇用 | 就労継続支援B型 |
給与形態や職種、勤務時間などが変わってくるので、子どもの特性やスキルにあった環境で長く働ける職場を選びましょう。

どんな働き方を選んでも、子ども本人がイキイキと仕事ができる職場を選択したいね。
2つ目の生活では、住まいのことを考えます。本人の生活能力や給与にもよりますが、選択肢は主に4つあります。
- 障害者支援施設(施設入所支援)
- グループホーム(共同生活援助)
- 実家+障害福祉サービス
- 1人暮らし+障害福祉サービス
サポートの範囲が1番広く手厚いのが障害者支援施設(施設入所支援)で、サポート範囲が狭いのが1人暮らし+障害福祉サービスです。
まだはっきりとはわかりませんが、自閉症息子のよーくんの場合できるだけ実家で親と暮らし、最後はグループホームかな……とぼんやり考えています。

私の伯父はグループホームで暮らしているよ。将来のため、お世話をしている母にも話を聞いておかなくちゃ。
3つ目のお金には、1番悩まれる人が多いのではないでしょうか。ひと言に「お金」といっても、考えなければいけないことは1つではありません。
- 収入と支出(いくら稼いで、何にいくら使うのか)
- 親亡き後の準備金
- 管理方法
生活していく中でお金はとても重要です。どんな使い方をするのか、本人が管理できるのか、親亡き後はどうするのか……問題はいくらでもでてきます。

正直、親亡き後のことまで考えられないのが本音です。
今後のことを考えるいいキッカケになりましたが、いまは子どもにお金の使い方や管理の仕方をできるだけ教えることが優先だと思っています。
とはいえ、頭の片隅においておく必要はあるでしょう。家族としっかり話しあって選択していきたいですね。
子どもにお金のことを教えるためには、まず親がお金について理解する必要があります。
私のおすすめの書籍「貯金すらまともにできていませんが、この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!(通称:お金のお守り本)」は、大人から子どもまで笑ってお金のことを学べるギャグマンガです。
将来のお金に漠然とした不安があるのなら、ぜひ手にとって笑いながらお金について学んでみてくださいね。


いま、やるべきことは
講師の先生は子どもの将来や考えるべき問題、進路の選択肢などをわかりやすく解説してくれました。
大切なのは本人の意思を尊重しながら必要な支援を受けられるようにすること、そして今後の見通しをもたせるために自立後の生活から逆算して進路を選択することです。

こういう生活をしたいからこっちの進路を選ぶ、そう考えるとシンプルでわかりやすいね!
しかし、将来の話をする前に大事なのは目の前の環境です。環境が整っていない状態では将来の話はできません。
まずは子どもの環境を特性にあわせて過ごしやすいように整えることを優先しましょう。
そしてもう1つ、講師の先生はとても大事なことがあるとおっしゃいました。

お子さんのこと、もちろん大切ですが……
親御さん自身のことも疎かにしないでください。
私たち発達障害児の親はどうしても自分のことは後回し、やりたいことも我慢して今を生きています。
子どものことで手がいっぱい、自分のことまでゆっくり考える時間なんかありません。
でも、自分自身にもう少し目を向けてほしい、やりたいことや自分のことをどうか後回しにしないで生きてほしいと伝えてくれました。

ハッとしたよ……子どもはもちろん大切だけど、自分も大切にしなくちゃいけないね。
とくに母親は自分を犠牲にしてしまいがちです。
大変な日常の中でも、趣味や好きなことを忘れずに生きていけるように自分の時間を確保することも大事ですね。

リタリコライフでは、勉強会に参加した人限定で無料の個別相談を受けられます。
相談内容は子どもの進路だけでなく、福祉制度やライフプランなどにも専門家が親身になっていっしょに考えてくれます。
勉強会で知識を増やし、選択肢があることを知ったうえで何をすればいいのかを相談できるので、迷うことなく行動に移せるメリットも。

知識は増えたけど、結局どうすればいいの?という疑問がなくなるよ!
主に以下のような相談が可能です。
- 子どもの進路相談
- わが子にあった進路の考え方
- 不登校などの相談
- 福祉制度、手帳について
- 学費の準備や家計相談
- 卒業後どんな仕事につけるのか
- 将来必要になるお金はいくら?
- 保険の見直し
リタリコグループの豊富な情報と専門家ならではの知識で、あなたにぴったりのライフプランとお子さんの将来をいっしょに考えてくれます。
福祉だけでなく、お金のことまで相談できるのは心強いですね。しかも1回だけでなく、無料で何度でも相談可能です。
土日も対応しているので、夫婦で参加して現状の把握や認識をすり合わせるのもいいでしょう。

私もよーくんの進路について相談予定なので、どんな感じだったのかまたレポートしたいと思います!

リタリコライフの勉強会の口コミと評判を紹介します。
他の人が勉強会に参加してどんな感想をもっているのか気になりますよね。

私だけではなく、さまざまな人のリアルな声をお伝えするよ!
中には知っている内容ばかりだったという声もありますが、情報がわかりやすくまとまっているので勉強になったという声が多くありました。
オンラインでの勉強会ということもあり、参加のしやすさも高評価です。
子どものことばかりではなく、親の人生にも目を向けてくれる……リタリコさんならではの魅力ですね。

リタリコライフの勉強会に参加して、いままで知らなかった情報や考え方を学び、子どもの進路の情報だけでなく自分の人生について考えるいいキッカケになりました。
子どもの進路はもちろん大切ですが、もっと広い視野をもって物事を考える必要があるなと感じます。
- 子どもの進路について悩んでいる
- 今後のためにまとまった情報がほしい
- 将来どうなるのか見通しが立たなくて不安
- お金のことについても相談したい
- 専門家の意見を聞きたい
私たちは、早くから子どもの進路や卒業後の生活を考えなければいけません。
それはとても大変なことで、プレッシャーもかかります。当事者の親でなければわからない苦しさです。
だからこそ、相談できる場所があると救われることもあります。
将来の漠然とした不安を少しでも解消したいのなら、ぜひ勉強会に1度参加してみてください。
いまが少しでも「悪くないじゃん!」そう思えるように……ではでは!
カサンドラ症候群になった体験談を書籍にまとめました!
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