こんにちは、かばちゃんです!!
最近のよーくんの困りごと・・・それは
「すき家」に対しての愛が強すぎる
ということです。
自閉症の特性としてよく見られる「こだわり」、いろんな形であらわれます。
それもひとつだけではなく、複数でる場合もあればひとつ収まってまた違うことにこだわることも少なくありません。
この記事では、よーくんの事例をもとにどうやって自閉症の特性「こだわり」に対応していくかをお話します。
- こだわりが強すぎて疲れる・・・。
- なんでそんなことにこだわるの?
- どう対応していいかわからない。
そんな風に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
思い返せばよーくんが自閉症と診断されて四年、いろんなことにこだわりがありました。
トミカをまっすぐに並べること、絵本を読んでもらう順番、テレビのチャンネル、コップ、朝のルーティン、宿題の順番、帰りの道順、公園で遊ぶ順番・・・。
これはほんの一部で、忘れていることも入れればもっとあると思います。
そんな中でも最近のこだわりは「すき家のお弁当を食べること」です。
学校がお休みで放課後デイに行く日は必ず

ねえ、今日はお弁当作るの~?
ぼくすき家のお弁当食べたいな~。
と聞いてくるようになりました。
さすがに毎回毎回聞いてくるので、私もイヤになってきます。
あまりにも腹が立ったので

お母さんの弁当、そんなにまずい?
じゃあもう作るのやめようか?
そういうとよーくんは困った顔をして黙ってしまいました。
その顔には「そういうことを言いたいんじゃない」と書いてあるようにも見えます。
頭ではわかっていても、感情が先にでてしまうのは私の悪いところではあるのですが・・・。

お母さんのお弁当がまずいんじゃなくて、ただすき家が食べたいだけなんだよね。
すかざず夫かば太郎くんのフォローが入ります・・・夫よ、ありがとう(涙)
こういうことは他のご家庭でもあると思います。
頭ごなしに「ダメ!!」と怒るのではなく、お互いが納得できる着地点を探す必要があります。

頭ごなしに怒るだけではお互いに納得できません。
親の立場を利用して子供を従わせるのも好きではありません。
ではどうすればいいのか。
私はお互いが納得できるような代替案をよーくんに提案しました。
- お母さんがお弁当を作れないときはお母さんがお金を渡すこと。
- お弁当が作れるのにすき家が食べたいときは自分のおこづかいから出すこと。
- その場合は前の日にお母さんに報告すること。
この三つをよーくんにわかるように説明しました。
するとよーくんも納得したようで

じゃあ今日はお母さんのお弁当を食べて、明日はおこづかいですき家のお弁当食べるね。
と言っていきました。
よーくんの財布には442円入っているので、一回分ぐらいは買えるでしょう。
もしかしたらすき家が食べたいためにおこづかいを増やそうとアルバイトを頑張ってくれるかもしれません。

子供たちのアルバイトについてはこちらからどうぞ。
その時その時のこだわりに付き合うのは大変です。
後で癇癪を起されるのがわかっていても、すべて子供の思う通りにはさせられないでしょう。
そんな時、少し立ち止まってみてお互いが納得していけるような環境を作っていけたらいいのかなと思います。
もちろん代替案をだしても、なかなか納得してもらえずイライラしたことの方が多いと思います。
それでも頭ごなしに怒るのではなく、どこかに着地点を見つけていけたらいいなと思っています。
余談ですが、たいちゃんにも一応同じ提案をしたところ

私は母さんのお弁当でいいよ!!
おこづかい減るのイヤだし!!
たいちゃんがお金をかけたいのはすき家ではないそうです(笑)
そうやって自分がお金をかけたいものは何かを判断できるようになったのも成長ですね。
今がちょっとでも、「悪くないじゃん!!」そう思えるように・・・。
ではではっ!!