感覚過敏の子どもについて知ろう!行動の理由と具体的アプローチ

かばちゃん
かばちゃん

こんにちは!アスペルガー娘たいちゃんと自閉症息子よーくんを子育て中のかばちゃんです。

先日子どもの感覚について保護者勉強会に参加してきました。

今回は勉強してきたことのアウトプットと、実際にたいちゃんやよーくんに行ったアプローチについてお話していこうと思います。

お子さんの感覚過敏に悩まれている方に向けてのお話で

  • 感覚過敏ってどんなもの?
  • どんな種類があるの?
  • 感覚過敏に対する理解を深めたい
  • 具体的なアプローチ方法を知りたい!!

こうした疑問にお答えします。

「どうしてそうなるの?」とついつい思ってしまう子どもの感覚過敏。

理解しようと思っても、お子さんが嫌がる「理由」がハッキリわからなければ難しいものです。

この記事を書いている私は感覚過敏と嗅覚過敏をもつアスペルガー娘たいちゃんと、聴覚過敏をもつ自閉症息子よーくんを育てる現役ママさん!!

そして私も聴覚過敏と日々戦う当事者でもあります。

お子さんの感覚過敏で悩んでいる人も、ご自身で悩んでいる人も、ぜひ最後まで読んでくださいね♪

感覚過敏について

感覚過敏とは、視覚、嗅覚、聴覚、触覚や味覚などのあらゆる感覚が敏感になり過剰に反応してしまうことを指します。

一般的には何でもないようなことでも、感覚過敏の人にとったら刺すように痛かったり、吐き気を引き起こしたり、めまいがしたりとその症状は多岐にわたります。

逆に感覚が異常に鈍感な場合は感覚鈍麻となり、痛みに鈍感ならばケガをしても気づかない、熱さを感じにくければ火傷をするなど危険を伴うことも。

また過敏と鈍麻はその日の体調などにも左右され、なかなか理解されにくいのが現状です。

だいたい2歳ごろからあらわれはじめ、親が「育てにくい」と感じること多くなり・・・小学2年生ごろから本人も違和感を自覚するようになります。

学童期における感覚面

では実際に学童期ではどんな困りごとがあるのでしょうか。大きくわけて4種類ほど紹介します。

まずは身体面

  • 何もないところで転ぶ
  • すぐゴロゴロしてしまう
  • 手先や体が不器用で上手く使えない
  • 揺れが怖いのでブランコを拒否
  • 物の扱いが雑になりがち

他にもたいちゃんの場合は足音がうるさい、ドアの閉め方が雑、よく足の小指をぶつけるなど・・・。

かばちゃん
かばちゃん

あっただの悪口になっちゃった(汗)

続いて日常生活

  • 箸を上手く使えない
  • 洗髪や散髪が苦手
  • 帽子やマスクを拒否する
  • 偏食がある
  • 制服の生地がイヤで着られない

などなどです。偏食でお悩みの方は多いのではないでしょうか?

次は遊び、学習面

  • 黒板を板書できない
  • 笛やピストルの音が苦手
  • ボール遊びが上手くできない
  • 粘土や砂に触れるのが苦手
  • コンパスや定規を上手く使えない

よーくんは療育園に通っているころ粘土にさわることができませんでした。

今では触れるようになりましたが、あまり好きではありません。

かばちゃん
かばちゃん

スライムも好んでは触らないよ

最後は社会性・コミュニケーション

  • 集中して指示を聞けない
  • 友達と仲良く遊べない

過敏があることで気が散って指示が聞けなかったり、友達と同じようにできなかったり・・・。

そうした経験が積み重なって上手くコミュニケーションをとれなくなることがあります。

固有感覚についても知っておこう

「固有感覚」とは、身体についている目(センサー)のようなもの。

あまり聞きなれない言葉なのでイメージしにくいですよね?

では実際に体験してみましょう。

まず目を閉じて、両手を平行になる位置まで上げてみてください。

・・・どうでしょう?目を閉じていてもだいたいの位置が把握できると思います。

身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚で筋肉や関節の中に受容器があるといわれています。

固有感覚にも大きくわけて4種類あり

  1. 位置覚…体の各部分を把握する
  2. 運動覚…動いているときの加速度や方向を把握する
  3. 抵抗覚…体に加わる抵抗を把握する
  4. 重量覚…物の重さを感知し、その物をもつときの力の入れ具合を把握する

上記の実験は「位置覚」に分類されますね。

ほどんどの人が無意識に行っていることではないでしょうか。

この固有感覚はとても大事で、身体や心の発達の1番土台になる部分。

ここがしっかり育ってないと力の加減ができなかったり、バランスをとりながら持続的に姿勢を保てなかったり、上手く情緒が安定できなかったり・・・。

かばちゃん
かばちゃん

痩せた土に種をまいても、作物は育たないよね

子どもの感覚について知ろう

考える男の子

子どもの感覚過敏が数字となって見えたらどうでしょうか・・・親だけでなく誰でもひと目で理解できますよね?

そんなときにお役立ちなのが「感覚プロファイル」!!

書類を放課後デイからいただき、事前に保護者が質問に答えて先生方が点数をつけます。

7ページほどの質問に5段階で答えていき、中には判断が難しいものもありましたが「こうかな~?」と思うものにチェックを入れました。

かばちゃん
かばちゃん

今回はよーくんのチェックをしたよ!!

タイプは4種類

感覚プロファイルではタイプを分類して本人のツラさを理解し、対応策を考えるというものです。

タイプといってもガチガチにはめ込んでしまうことはせずに、この部分はこう、この部分はこっちと臨機応変に対応していくことが前提になると思っています。

それふまえた上で自分のこはどのタイプかな・・・と考えてみてくださいね。

[抵登録] のび太タイプ

このタイプは感覚に対する反応が弱いため、呼んでも振り向かない、痛みをなかなか訴えないなど感覚鈍麻に近いイメージです。

ドラえもんでいうとのび太くんタイプですね。

[感覚探求] ジャイアンタイプ

感覚刺激に対する反応が弱く、常に感覚刺激を追い求める傾向があります。自分でくるくる回り続けたり、泥遊びを永遠にやめなかったり・・・。

ドラえもんでいうとジャイアンタイプですね。

[感覚過敏] スネ夫タイプ

感覚刺激に対する反応が強く、過剰に反応してしまいます。日常の音(掃除機や洗濯機の音)に不安定になったり、服のタグが不快で嫌がったり・・・。

ドラえもんでいうとスネ夫タイプですね。

[感覚回避] 出木杉タイプ

感覚刺激に対する反応が強く、不快な刺激から遠ざかるような対処行動をとります。リコーダーや鍵盤ハーモニカの音が不快だから音楽室に入らない、ガヤガヤしている教室から出るなどです。

ドラえもんでいうと出木杉タイプですね。

よーくんはどのタイプ?

結論からいうと、ハッキリこれ!!というものはありませんでした。

ジャイアンタイプ[感覚探求]は平均値でしたが、残りの3つは「平均より高い」数値ででています。

その中でも一番高い数値は出木杉タイプ[感覚回避]だったので、知らず知らずのうちにイヤな刺激を回避していたのかもしれません。

大まかなタイプはハッキリわかりませんでしたが、細かいところを見ていくと・・・

かばちゃん
かばちゃん

ああ~・・・やっぱりね!!

と思う箇所が何個もありました。その中でもよーくんが非常に高い数値をたたき出したのが

  1. 聴覚
  2. 感覚処理による行動の現れ
  3. 情緒的反応
  4. 不注意、散漫性

この4つでした。

聴覚過敏は前からあるし、イヤな音を処理しようと耳をふさぐ行動をとります。

人の感情に左右されることも多く、集中力が切れやすいところも・・・。

こうして数値にでると、改めてよーくんはツラさを抱えて日常生活を送っているんだなと思いました。

かば太郎くん
かば太郎くん

数値で見えると、周りの大人も理解しやすいよね

具体的なアプローチ

ここからは具体的なアプローチについて、我が家で試したものや放課後デイの先生おすすめのグッズなどをいくつかご紹介します!!

なにか1つでも参考に、そして子どもにヒットするものがあれば嬉しいです!!

姿勢の崩れには足置き台

食卓のイスと机の高さは子どもの身長に合っていますか?

我が家では大人用のイスを使っているため、たいちゃんもよーくんも足が床につきません。

するとどうなるか・・・こうなりました。

たいちゃん

片足をしきこんで座っています。

たいちゃん
たいちゃん

足がしびれた~、変なところが痛い~!!

そりゃ、そうなるだろ!!ってツッコミたくなります(泣)

そこで今回「足置き台」をセットしてみました。

よーくん

こんな感じです。

するとよーくん、足がつくことによって体が安定し、ひじをついてご飯を食べることがほぼなくなったのです!!

机から上の高さは座布団で調節するのに、床から足の高さは・・・盲点でしたね。

ちなみにたいちゃんはというと、感覚過敏も手伝って段ボールで作った台は滑るからイヤだ・・・プラスチックの台はツルツルするからイヤだ・・・と全拒否されました(泣)

かばちゃん
かばちゃん

たいちゃんにヒットする素材を模索中です(泣)

足がつかないと体のどこかを固定して、自分で安定させようとしていた結果が足をしきこむ・・・という行動になりました。

「姿勢が悪い!!」と怒るのではなく、正しい姿勢で食べられるような工夫が必要ですね。

感覚グッズを上手く活用

私はじっと座っているのが苦手です。

腰痛もちなのもありゴソゴソとすぐに動いてしまうので、保護者勉強会はいつも一番後ろの席に座っていました。

授業中、じっとしているのが苦手なお子さんの気持ちがよくわかります。

そんなとき、手に感覚を入れるとピタッと収まることに気が付きました!!

こちらはすけ療育@児童指導員8年生×無発語3歳児パパさんからおすすめしていただいた感覚グッズです。

カチカチとボタンを押したり、クルクルと回したり、凹んでいる部分を押してみたり・・・とにかくいろんな刺激を入れられるので飽きることもありません。

よーくんの手

大きさは子どもの手にも収まるぐらいなので、場所も取らずに持ち運びできます。

よーくん
よーくん

これ、おもしろいね~♪

よーくんもお気に入りです。ただひとつだけ難点があって、ボタンを押すとカチカチ鳴るので静かな場所ではクルクル回す面や凹んでいる面しか使えないということ。

それでもスーパーのレジ待ちや商品を見ている間はよーくんに渡すとおとなしく待ってくれるので、かなり重宝しています。

またすけ療育@児童指導員8年生×無発語3歳児パパさんは他にもいろんな種類の感覚グッズをおすすめしてくれているので、こちらもチェックしてみてくださいね!!

放課後デイの先生のおすすめ

まずはメジャーな「オイルタイマー」です。

ご家庭にある方も多いのではないでしょうか?

一定のリズムでオイルが落ちるので、鎮静効果やリラックス効果があります。

我が家では緊張や不安が高いとき、疲れたとき、テンションが上がりすぎたときなどに利用しています。

かばちゃん
かばちゃん

よーくんはトイトレ中にトイレでパニックを起こしていたので、トイレに常備していたよ

お次はこちら「ビーズクッション」です。

ビーズクッションのもちもちとした独特の感覚がたまりません。無機質なものに触れると、ストレスが軽減してリラックス効果があります。

お気に入りのぬいぐるみが手放せなかったりするのは、無意識にその感覚を求めているからなのでしょうね。

イライラが高いお子さんにぜひ試してみてはいかがでしょうか。

最後は「加重ブランケット」です。

睡眠時にグッとした感覚が入ることで、包まれている安心感が得られます。

大人でも冬に毛布と冬布団の重さを感じながら眠る・・・幸せじゃないですか?

安心するために感覚を入れたいお子さんにはピッタリですね。

多動がある子のママさんは、使ってみてかなりよかったといっていました。

グッと包まれる感覚は、やはり安心するのでしょうね。

まとめ

今回は保護者勉強会で学んだ「感覚」についてお話してきました。

学童期における感覚の困りごとは主に

  • 身体面
  • 日常生活
  • 遊び・学習面
  • 社会性コミュニケーション

の4つがあること、また発達に欠かせない一番下の土台「固有感覚」も大事であること。

子どもの感覚を数値化できる「感覚プロファイル」を受けると、言葉では伝わらない本人のツラさが一気にわかりやすく表すことができます。

また具体的なアプローチや、便利グッズなどを紹介してきました。

なにか1つでも、お子さんにヒットしそうなものはありましたか?

ひとりひとりちがうから、全員に効果がある方法ではありません。

その中で、少しでも役に立ったり参考になることがあれば幸いです。

今がちょっとでも「悪くないじゃん!!」そう思えるように・・・。

ではではっ!!

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